押し買いと言う怖い悪徳商法リサイクルにだまされないために
2017年8月18日「初めての方必見!失敗しない不用品回収」をご覧いただきありがとうございます。
今回のテーマは、「押し買いと言う怖い悪徳商法リサイクルにだまされないために」についてです。
押し買い、ご存知ですか?
押し売り、という言葉は昔からありましたが、押し買い、という言葉にも、なかなか古い歴史があるようです。646年から続く律令法の中にも「押し買いに対しては鞭打ちの罰を与える」との記述がありますから、1400年近く前から狼藉を働く輩がいたということになります。
1250年には鎌倉幕府によって禁止令が出されているとのことですから、社会問題になっていた可能性が高いものです。
押し売りは呼んで時のごとく、人の家にどうにかして入り込み、恫喝や詐欺を働いて不当に物を売りつけることを言います。
押し買いも、人の家にどうにかして入り込むところまでは同じです。そこから、お金になりそうな家財を見つけ「高値で買い取る」と騙して奪うのです。時には恫喝や脅迫もあったようです。
押し売りも押し買いも古くからあったものですが、最近までは押し売りばかりが問題視されてきました。今は違います、私ども不用品回収業者の名を語る押し買いたちが、お客様の生活を脅かす存在として跋扈してきたのです。
押し買いの手口と、狙うものとは?
押し買いは最初、とても人当たりがいいものです。「なんでも買います」「自宅までお迎えします」「あなたの手をわずらわせることはありません」そんなうたい文句のチラシを配ったり、スピーカーで吹聴したりして、獲物を待ち構えているのです。お呼びがかかり、家屋に入れば押し買いの本性を表します。靴、衣類、食器、調度品、家電や貴金属、果ては自家用車まで、売れそうなものを片端から奪い去っていくのです。
後で業者を探して、変換を求めても手遅れ「もう売ってしまったよ」の一点張りです。どこかに隠しているのかもしれないですが、そんなことを真正直に言うような人達ではありません。こうして、大切なものを奪いさっていく。ある意味、押し売りよりもたちの悪い連中かもしれません。押し買い対策は、自衛が基本です。戦後、押し売りに対する法規制は遅れました。押し売りは訪問販売として早くから規制されたのですが、押し買いはこれに該当せず、2013年に改正特定商取引法が改正されるまでは、クーリングオフの対象にすらなりませんでした。現在では法改正が進み、クーリングオフの対象にもなりましたが、やはり「売り払った」と言われると回収はかなり困難です。
ですので、まず業者を家の中に入れない、高価なものは「すでに売った、処分した」と伝える。業者の「古物商許可証」あるいは「古物行商従業者証」を確認したり、業者の事務所や連絡先が記載された見積書等の提出を求めたりと、徹底した自己防衛につとめることが大事です。極端な恫喝は脅迫罪の可能性がありますし、長居された場合は警察を呼ぶのもためらわないことです。
もし押し買いに騙されたら?
いろいろな対策を施しても、押し買いを受けた時の恐怖心はなくなることはありません。判断力が鈍っている高齢者を相手にしている業者など、人道に反する連中も少なくありません。彼らを業者から駆逐するためには、ネットなどで書き込み、拡散をしていただく。警察に報告し、犯人の特定に助力するなどの方法が考えられます。
私どもをはじめとした正規の不用品回収業者であればホームページを持っているものですし、正当性を証明する書類の提出も積極的に行っています。お客様に、少しでも安心していただきたいという想いからです。違法な業者、不当な業者は、手早く儲かればいいという感覚ですから、このようなことはしません(自らの氏素性を明らかにするのをためらうのは、悪質な業者の特徴のひとつです。
皆様には、安心して不用品回収をご利用いただくために、事前の情報収集と、悪質業者の見極めをおすすめします。