セルフネグレクトを知っていますか?部屋が片付かないことと関係している可能性も

2020年1月30日

「初めての方必見!失敗しない不用品回収」をご覧いただきありがとうございます。
今回のテーマは、「セルフネグレクトを知っていますか?部屋が片付かないことと関係している可能性も」についてです。

近年は、ゴミ屋敷が社会問題となっていたり、片付けられない人が増えていたりします。
あなたの周りの家族や友人にも、ゴミ屋敷や片付けられないことで悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
ゴミ屋敷や片付けられない部屋になる原因には、様々な要因が考えられますが、その中の1つに「セルフネグレクト」というものがあります。
「ネグレクト」という言葉は、聞いたことがある方も少なくないはずです。
ネグレクトは虐待の1つで、親が子供に食事を与えなかったり、必要な養育をせずに方としていることを言います。
しかし、セルフネグレクトとは、虐待の種類ではありません。
ネグレクトという言葉に比べると、セルフネグレクトという言葉は、あまり知られていないのが現状です。
そこで今回は、セルフネグレクトについて、ご紹介したいと思います。

【セルフネグレクトとは?】

セルフネグレクトとは、「成人が通常の生活を維持するために必要な行為を行う意欲・能力を喪失し、自己の健康・安全を損なうこと。」を言います。(引用元:デジタル大辞林)
つまり、大人が普通の生活ができないくらいに、やる気や力を失い、さらに健康や安全面にも影響が及ばされている状態のことを指します。
普通の生活ができない状態ですから、酷ければ、最低限の衣食住に関しても放棄してしまっているような状態です。
セルフネグレクトは、誰にでも起こりうる可能性のある問題で、年齢や性別問わず、セルフネグレクト状態になっている人がたくさんいるのです。
セルフネグレクトは、部屋が片付かない原因の1つでもあり、ゴミ屋敷や孤独死にもつながっているため、深刻な社会問題だと言えます。

【セルフネグレクトになる原因】


成人であれば、誰にでも起こりうるセルフネグレクトですが、原因は、人によって異なります。
例えば、核家族や少子化などの影響で、家族や社会、地域との関わりが薄れている現代では、社会から孤立してしまっているという人も多いです。
そういった、社会からの孤立が原因でセルフネグレクトになることもあります。
その他にも、老化や病気が原因になることもありますし、認知症や精神疾患が原因となることもあります。
また、経済的に困難であることなども、セルフネグレクトの原因となるのです。

【セルフネグレクトのチェックリスト】


セルフネグレクトは、周りの人が早期に気づき、適切な診察やカウンセリングを受けることで改善される可能性も高いです。
そのためには、セルフネグレクトのサインに、気づくことが大切なのです。
ここでは、厚生労働省が提示している、セルフネグレクトのチェックリストをご紹介します。

□単身生活の人が、痩せて食事をしていないようであったり、身体や衣類の清潔が保たれていない
□昼間でも雨戸が閉まっている
□窓ガラスが割れたまま放置されている
□電気、ガス、水道、電話が止められていたり、家賃の支払いが滞っている
□郵便物がたまったまま放置されている
□野良猫のたまり場になっている
□近所の人や行政が相談に乗ろうとしても、「いいよ、いいよ」「放っておいてほしい」と頑なに遠慮したり拒否しあきらめの態度が見られる
上記の症状に多く当てはまる場合は、セルフネグレクトの可能性がありますので、注意が必要です。

【まとめ】

今回のテーマは、「セルフネグレクトを知っていますか?部屋が片付かないことと関係している可能性も」についてでした。
今回ご紹介したように、セルフネグレクトは、とても深刻な問題です。
また、部屋が片付かないことやゴミ屋敷の原因となっている可能性もあります。
ただし、セルフネグレクトは本人が気づきにくいため、周りの人が気づき、手を差し伸べてあげることが大切です。

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