モノを処分する際に一番困る品は「思い出の品」ではないでしょうか。
2020年4月5日モノを処分する際に一番困る品は「思い出の品」ではないでしょうか。
大型の家電製品や家具などはお家から運搬したりするのが難しい処分品であると言えますが、これは物理的な問題であると言えます。
ですが「思い出の品」は物理的に処分するのが難しいのではなく、精神的に処分するのが難しいのです。
ですから家電製品や家具、日用生活品のように不用品回収に出してしまうのはなんだか悲しいですよね。
やはり、思い出の品は「自分の過去を思い起こしたり、自身の歴史を証明するモノ」である場合が多く、処分するのには相当の勇気と苦痛を伴うかもしれません。
そこで今回は「思い出の品を処分する時に持つべき考え方」についてご紹介していきたいと思います。
・思い出の品には主に2つに分類される
基本的に思い出の品は以下の2つのカテゴリーに分類されるのではないでしょうか。
1 何気なく使っているうちに思い出深くなったモノ
例えば長年愛用している机や椅子、もしくは仕事道具やお気に入りの鞄などといった、「長く使っているために自然と愛着が湧いてきたモノ」です。
もしかすると「初めは使い倒すつもりで購入したのに実際に使っているとボロボロになった今でも手放すことができない」なんてこともあるかもしれません。
2 写真や貰った品などの、それ自体が思い出の直結するモノ
これらの品は「初めから思い出の品として作られた、もしくは取っておいたモノ」と言えるでしょう。
例えば学校の卒業アルバムですとか、旅行に行ったときに買った置物や旅先での写真なども当てはまることでしょう。
おそらく個人が所有する「思い出の品の数」で言えば、こちらのカテゴリーに分類されるモノが大半を占めているのではないでしょうか。
・つまり実用的なモノとメモリアル的なモノがある
上記した2つの分類に対し、もっと極端な言い方をすれば
1 「何気なく使っているうちに思い出深くなったモノ」
↓
「実用的な思い出な品」
2 「写真や貰った品などの、それ自体が思い出の直結するモノ」
↓
「懐かしむための品」
と言えるのではないでしょうか。
かなり極端な例ではありますが、思い出の品を処分する際の基準として使うことはできます。
・さらに細かく分類すると
では、さらに思い出の品を分類していきましょう。
思い出の品、と言っても「どのような思い出を直結しているのかを理解する」ことが処分する際に求められるかと思われます。
1 自分の歴史が記されているモノ
これは学校の卒業アルバムなどを始め、親が撮影した子供の頃のスナップ写真であったり、もしくは日記であったりするように思います。
言ってみれば「それを見れば自分の生い立ちや人生を知ることができるモノ」でしょう。
2 親から貰ったモノ
例えばお父さんから譲ってもらった腕時計とかコートとか、誕生日入学式、卒業式、成人式などで貰った贈り物などが当てはまるのではないでしょうか。
もしくは、亡くなったご両親から譲り受けたモノもあるかもしれません。
3 恋人からの贈り物
最近ではあまりないかもしれませんが恋人からの手紙、どこかにデートに行ったときに買った品、
プレゼンや残していった品など、ややセンチメンタルな気持ちにさせてくれる品々です。
4 娘や息子に関するモノ
娘さんや息子さんがすでに独り立ちをされているご家庭であれば、子供たちに関する思い出の品があるかもしれません。
成長の記録を撮ったスナップ写真、幼稚園や小学校の時に子供から貰った感謝の手紙などなど捨てるのに忍びない品々があるかとは思います。
・思い出の品を処分するための決意
思い出の品を処分する際に持っておきたい考え方はたった一つ、
「ときめくか、どうか」です。
少々、スピリチュアル的な考え方かもしれませんが大切な考え方です。
人間というのは過去のことを忘れてしまう生き物ですし、それが分かっているからこそ思い出の品をしてモノをとっておくのではないでしょうか。
ただし、余にも過去に囚われていては「今」から「未来」に進むことはできないでしょう。
だからこそ人間の脳には「忘れる」という機能が付いている、そう考えることはできませんか?
「全ての思い出の品を捨てろ」と言っているのではあえりません。
捨てるべき思い出の品は「いま挑戦したいことや、いま生きていく上で足かせになっているモノ」を捨てるべきなのです。
その基準として「ときめくか、どうか」で処分する品を決めてみるのは如何でしょう。
例えばですが、友人の結婚式で撮った写真や、学生時代に熱中していたコレクションは今の生活に必要ですか?
・でも、残しておいた方が良いモノもある
我々は過去から未来に行くことは出来ても、現在から過去に行く手段を持ち合わせてはいません。
だからこそ「思い出の品」を残し、過去を振り返って「また頑張ろう」とか「私なら大丈夫」といった勇気を貰うのです。
ですから捨ててはいけない思い出の品は「自分を肯定してくれるモノ」もしくは「自分を戒めるモノ」そういった品を取っておくことで、
自信や教訓となり人生を豊かにしてくれるのではないでしょうか。